ブックタイトル広報あぐに2号

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概要

広報あぐに2号

(第2号)粟国村広報昭和56年3月1日粟国村農業改良事業説明会を開催私達は年々衰退の一途をたどっている郷土の農業振興を図るため、その基盤となるべき農地の整備を急ぎ、おそまきながらも近代農村としての村起しに立ち上がらなければなりません。他の町村においては、農地は素晴しく整備され、近代化農業が進められ、農家所得も数百万円に上ると伝え聞いており、ひとり粟国村だけが時代の波に乗れず、農業改良事業も全くなされず、農地の荒廃に拍車をかけているような気がいたしますが、私共は、この際村民にご協力をお願いして是非とも改良事業としての第一歩を踏み出し、村の振興を進めるために今回その一環として、一区域(字浜、金附名原、照喜名原、和多留地原)を選定して農地を整備し、農産物の増産と見直しを図ろうと企画しております。地元ではすでに関係地主の賛同の基に承認作業も進めており、先日(二月十一日)は那覇の三和ホールにおいて県担当官のご指導による説明会を開きました処、参加者の方々から参考意見と激励などをいただき、私達の村起し事業も前途が明るくなり大きな希望と力が湧きました。近々大阪においてもその催しを実施し、その賛同もいただきながら第二次計画、第三次計画と計画を重ね、将来は粟国村全農地を整備いたし、純農村として永遠の繁栄に役立てたいと念じておりますので地主各位のご協力を心から念願するものであります。