ブックタイトル広報あぐに4号

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概要

広報あぐに4号

(第4号)粟国村広報昭和57年7月1日村長城間善功村長城間善功議員安里武烝先程から改良事業の件が質疑されているような気もしますが、しかし私には私なりにお伺いしたい事がございますのでお願いします。本村の農業生産がそれ程に発達してなく、若い青年層は那覇市等のような都市地区に就業の幾会を得ております。この傾向は当面強くなって行くものと予想されます。比較的に小さい耕地面積も細切れ的に配分されて現在に至っていて零細な軽営が余儀なくされておりますが、農業の生産性を高めるには農地の改良事業が優先的に考えられます。地主との利害がからみ中々協力が得られず、同事業の歯止めとなって後退しているような感がして全く遺憾とする処でありますが、先年来基本構想に基づいて作業を進めて来られたご苦労に対しましては千金にあたいすると評価しておりますが、将来の展望を開くためにも是非農地の改良事業に的をしぼって押進め、この事業がなされる事によって若い青年層がUターンを望まれ、自然に明るい村づくりもなされていくものと信じるものであります。村長は中心となって今一押し地主、農業委員、農協と幾多の機関が一体となって取組む必要が感じられますが、村長はこの問題に対しどのように対拠なされるかご見解を伺いますが、先程末吉議員の一般質問に対しての解答も聞いておりますが、現在九四%の承諾を得たと後六%ですが筆数にしてどれ位かお伺いしたい。各町村の改良事業の推進されているものを参考的に聞きますと、改良組合等を組織されてこれが中心として長が行政指導しながら進めつゝあるという事でございますが、本村でも改良組合を組織して進めていくといったような考え方はもっておられるかどうか、これも参考的にお伺いします。只今の安里議員の質問に対してお答え致します。現在進めております改良事業の未承認筆数六九筆であります。又事業を進めるために改良組合を組織したらというご提案がありますが、後日参考にして勉強して見たいと思います。この事業を進めるためにいろいろと意識を高めながら啓蒙もしながら進めて見たいと存じます。関連してお伺いしますが、先般農業改良予定地域の調査費について議会、農業委員、各代表が同問題について農林水産部長との折衝で確約までにはいたっておりませんが、その後の折衝は村長に一任するといったような話もございましたが、その後農林水産部長のご返事を頂いたかどうかお伺いします。この改良事業の調査費の件につきましては、皆さんにも大変にご迷惑をおかけいたしまして申し訳ないと思っております。おゝせのとおり生産者、議会、それから農業委員会というふうに各層からお集(12)農地の改良事行、農協の建物補修製糖工場問題について安里武烝議員