ブックタイトル広報あぐに4号

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概要

広報あぐに4号

(第4号)粟国村広報昭和57年7月1日昭和57年度施政方針第一次産業の振興について水産業の育生について村長城間善功本日こゝに粟国村第二回定例議会を開催するに当り。昭和五七年度の予算案はじめ提出いたしました諸議案の説明に先立ちまして、村政運営に当っての私の基本方針について申し上げ、議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。私か村長に就任以来早やニケ年を迎えようとしております。その間、議員諸候のご協力と村民皆様の村政への深いご理解によって、年々着実に村づくりが進められている事に対し、心から感謝を申し上げるものであります。本年度は先ず村民永年の宿願でありました離島振興総合センターの建設が。五七年度着工にメドがつきました事は村民の皆様と共にご同慶に堪えない次第であります。特に地主の方々がこの事業に寄せられた深いご理解とご厚意に対し、心からなる感謝を申し上げるものであります。政府の行財政改革により財政はいよいよ厳しく、特に自主財源の乏しい私共離島村の行政に及ぼす影響は計り知れないものがあります。したがいまして、今後の行政運営に当りましては、きめ細かな財政運営と執行態勢の充実に努めると共に、議員諸候はじめ。村民の皆様並びに役場職員の英知と総力を結集し、村民生活を守りながら衰退している産業の振興と、村民福祉の向上並びに教育文化の発展のため誠心誠意をもって取り組んで行きたいと存じます。荒れ果てた農地を整備し、近代農業を推進し、基幹作目の振興を計るため、就任以来土地改良事業を五七年度事業として進めて参りましたが、諸々の事情により実現を見るに到らず残念に思っておりますが、是非とも五八年度事業として認可を頂くよう国や県に更に陳情を続けながら実現のため努力いたします。と同時に又干害用水の確保のため溜池建設も平行して進めて参りたいと存じます。農用地の確保により基幹作目の牛ビの増産も可能であり、その他の作目及び蓄産、養蚕と村民のコンセンサスを得ながらそれぞれ復合的な農業を進めて参りたいと存じます。島の周辺は絶好の漁場に恵まれており、取組みと運営によっては牛ビ作りに勝るとも劣らない産業であると考えます。幸いにして最近現在の組合幹部のコンセンサスも得ておりますので、近々再協議の上に県のご指導を仰ぎながら組合組織を強化し、指導員の育成も併せて図りながら水産業の振興に努めたいと考えます。