ブックタイトル広報あぐに11号

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概要

広報あぐに11号

平成12年10月15日(日)島で手作りの結婚式が行われた。そのハッピイなお二人というのが、粟国小学校教諭の熱血マン井口憲治さん、そして同じ職場の粟国中学校教諭の気配り上手な井口聖子さんなのです。実はお二人は4年前にすでに結婚はしているのだが、訳あって、結婚式をあげずじまいで、ずっと胸につかえていたらしい。そこで、周りの職員のやってあげたい気持ちとイチャリバチョデーのウチナーンチュの心が盛り上がりった。式は職員の様々なアイデ「よし、やろう」と言うことになアを出し合い、ホテルでの結婚式に負けない?式となった。挙式は粟国一の風光明媚なマハナで校長夫妻のこ媒酌もとで行われ、その後、ハデハデの特製オープンカーで港までパレード、港では漁船に乗り込み新たでぃ風や職員の余興、ホテル以上の料理、そして涙の両親への花束贈呈と思い出に残る価値あお幸せに!!いですね。憲治さん、聖子さんに、島での結婚式が増えるといる時間でした。これをきっかけな船出を親族・生徒・職員が出迎えた。披露宴は父母のかぎやちょっといい話生まれも育ちも愛媛の私が沖縄に来て二年半、島に来ては一年半が経った。なんといってもやっぱりフィーリングが合う、食べ物、人、空気、そしてオバァ。粟国村教育委員会沖縄へ来てからリレーエッセイつれづれやんばるにいる私の母方の祖母であるタマおばあは83才、我が道を行く典型的な沖縄おばぁである。私達姉妹はこのおばぁを愛して止まないのである。小さいころから沖縄にいって、おじぃとおばぁに会うのが楽しみだった。おじぃは三年前に他界したが、やっとおじぃ孝行ができるという矢先であった。本土から沖縄に移り住むようになってみんなが親戚に思えるようになった。それだけ人と人が打ち解け合い、自分ごとのように親身になってくれるからだ。まさにイチャリバチョーデーである。そして沖縄のなかでも離島という環境で仕事をすることとなった。社会人になって初めての職場である。福木で囲われた一軒家での生活がスタートしたが、当初、夜はあまりの静けさと真っ暗さで1ヵ月は電気とラジオをつけたまま眠った。粟国での生活は新鮮で、素朴な沖縄を感じさせた。来たときは車の運転もままならず、右も左も分からない私に素敵な所に連れていってあげるとニコニコしながら、島のお気に入りの場所を案内してくれたチャーミングな女性がいた。そのおかげで、友人から「粟国はどんなところ?」と聞かれると、「素敵ところがたくさんあるよ、是非来てね」と答えている。また、発掘現場では寒い中しかも雨が続くなか一緒に作業した、おじさん、おばさん、この場をかりて本当にありがとうございました。その後も「あいあい元気ね」と声をかけてくれて、そんな一言が本当に心をあったかくしてくれる。この小さな島で目の覚めるような自然と人情に触れることができた。粟国へ来て本当によかった。田窪美雅子たくぼみかこ結婚指輪を披露する幸せ一杯のお二人広報あぐに平成12年11月