ブックタイトル広報あぐに13号

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概要

広報あぐに13号

●広報あぐに平成13年6月・7月平成十三年度施政方針一、はじめに平成十三年第一回粟国村定例議会を開催するに当たり、平成十三年度一般会計予算案はじめ、諸議案の説明を申し上げます前に、平成十三年度の村政運営にあたっての所信の一端を申し述べ、議員各位並びに、村民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。私は、平成四年八月村長に就任以来、今日まで村民とともに、そして村民のための村政を心がけ、渾身の力を傾注して参りました。これからも、初心を忘れることなく、「豊かで潤いのある文化の村、福祉の村」づくりを進めて参りたいと考えています。さて、平成十二年度には、新しく地方分権関係法と介護保険制度が導入されました。私たちは、この新しい分権の時代の中、(本村の財政状況では厳しい面もありますが)村の特性を活かしながら、自主性、自立性を高め、豊かで潤いのある村づくりを進めていかなければなりません。また、介護制度では、社会全体で支え合い利用する方の希望を尊重した総合的なサービスが受けられるようでなければなりません。新しい時代に向けて村民が一体となって力を合わせ努力を積み重ね産業を興し、粟国に生まれ、粟国で安心して生活できる村づくりを進めて参りたいと考えています。議会並びに村民の皆様の、ご理解ご協力を戴きたいと存じます。二、産業の振興について島おこしには、まず島の特性を活かした産業の振興を図っていかなければなりません。1農業の振興について1農業基盤整備も着実に進んでいますが、本村には、まだまだ整備を要する農地が多く残されています。今後も引き続き基盤整備を行う考えです。近年、本村の基幹作物であるサトウキビも、農家の皆様が意欲的に取組んでいただいており、それに伴い増産できるようになり、今年は一,五〇〇トンの収穫が見込まれています。2平成十二年度は集出荷施設が完成したことにより、農家の皆様が生産向上に意欲をもって取り組んでいる事は、大変喜ばしい限りです。本村で生産されているモチキビは、商品としての人気が高く需要に生産が追いつかない状況であり、増収が期待されています。又、今後本村の土壌に合った紅イモや島ラッキョウ等の栽培にも力を入れて取り組んでいくと同時に、農業経営の近代化、合理化を図り、安定した所得のある農家を育成する考えです。四志地区農道工事2漁業の振興について平成三年度県の第一種漁港として整備が進められている新漁港が未だに完成しておりません。村としましても早急に整備が完成するよう御願いしているところであります。「豊かで潤いのある村」づくりを進めていくためには、農業と漁業は、例えると車の車輪のようなものです。新しい漁港には、冷凍施設、研修施設等の整備を御願いしているところです。本村の漁業を活性化するためには、やる気のある後継者を育成し、養殖等にも取り組んでいく必要があります。3畜産業の振興について本村の畜産業は、高齢者が多く、又個人の飼育頭数も少ない状況であります。それに加え、今では年々高齢者の方々が廃業しており、このままの状態では畜産業は衰退の一途をたどります。議会並びに地権者の皆様のご理解とご協力を戴きながら平成九年六月から村営牧場として現在に至っております。当初4頭から飼育を開始しましたが、現在は母牛36頭、子牛25頭の計61頭が飼育されています。平成十三年度は、国、県の補助を頂きながら牧場を拡張整備していきたいと考えています。新しい1