ブックタイトル広報あぐに25号

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概要

広報あぐに25号

広報あぐに(5)平成20年若夏号水産業の振興については、漁業者が安心して操業が出来るように防衛局の事業を導入し、製氷施設設置業務に取り組んでいるところでございますが、平成19年度において、諸事情により平成20年度への事故繰越しの手続き進めているところであります。漁業を行ううえで漁獲物の鮮度保持の為には不可欠な施設であり、防衛局とも協議を重ね、平成20年度完成に向けて事業を進めているところでございます。現在、平成19年度事業で沖縄離島振興活性化特別対策事業により海産物を中心とした加工施設の整備を進めております。粟国近海を回遊するトビウオやマグロ類等は地域資源であり、それらを加工して付加価値を付けた特産品の試作品づくりに取り組み、研究を重ねているところであります。行政といたしましては、一つの企業育成として、引き続き支援すると共にトビウオ漁を復活させ、安定した漁業活動が行えるよう努めて行きたいと思いますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。粟国村の落ち着いた集落風景や、独特な自然景観は都市住民に対して癒しの場、オアシスとして大いに発信できるものと思われます、村内にはまだまだ手つかずの自然が残っており、自然の中でゆったり過ごせる素朴さが魅力だと思います。幸いにも若い職員等が中心になり粟国島あいてい活性化委員会を立ち上げて「粟国島電子新聞あぐう?」を運営し、島の話題や出来事等を発信しており観光振興にも寄与するものと思われます。教育を取り巻く環境が急速に変化している中、国においては、教育基本法を改正し、新しい教育基本法の理念に基づき、学校教育法、地方教育行政の組織及び運営に関する法律や教職員免許法の、いわゆる教育三法を改正したところです。今後、教育振興基本計画の策定、学習指導要領の改訂が行われ、学校・家庭・地域等社会全体が協力して教育改革に取り組むこととしており、我が国の教育は大きな変革の時代を迎えております。本県においても、これまでの沖縄県教育長期計画(第1次?2次)の成果の上に、「第3次沖縄県教育推進計画(平成20年?23年)」を策定し、今後とも新しい時代に適合し、将来を見据えた教育施策を実施していく方針です。本村におきましても、国や県の教育推進計画に基づく教育施策の策定が必要であります。自ら学ぶ意欲を育て、学力の向上を図り、豊かな表現力とねばり強さを持つ幼児児童生徒を育成するとともに、学校・家庭・地域社会の連携の下に、潤いと生きがいのある生涯学習社会の構築に努め、また、郷土文化の継承・発展に寄与し、国際化、情報化社会で活躍する心身ともに健全な子どもたちを育成することが重要であります。格差社会と言われるほど、都市と地方の格差が広がる中、年々、厳しい財政に直面しておりますが、「人材をもって資源となす」ように人材育成とその環境づくりは、最も重要であります。「米百俵」の精神を以て、教育への投資が一歩たりとも、後退しないよう従前にもまして努力し、本村教育の充実・発展を図ってまいります。幸いに、子どもたちは、伝統ある校訓「勤勉進取」の気概のもと、勉学に勤しんでおります。次代を担う子どもたちが、島に誇りをもち、「島に生まれて良かった」と言えるような「島を愛する教育」、「島を育てる教育」に力を入れていきます。学校においては、併置校の特色を活かし、幼・小・中校一貫した教育の充実のもと少人数学級のメリットを活かした教育活動を実践しております。中学3年生の進路につきましても、推薦入試5名、一般入試5名の全員10名が、高等学校へ進学する予定です。昨年4月に実施いたしました全国学力・学習状況調査につきましては、その趣旨に基づき、児童生徒の学力・学習状況を把握・分析することにより教育の効果を検証し改善を図る事や、全国的な状況と自らの結果を分析・把握し改善を図り、児童生徒一人一人の学習改善や学習意欲の向上と教師の指導力等の改善・向上等につなげるよう有効に活用してまいります。引き続き、児童生徒の学力向上対策については、「粟国村学力向上対策推進委員会」の下、「学校部会」、「家庭・地域部会」を結成し、学校・家庭・地域が三位一体となり、連携をより一層密にして、子どもたちの望ましい成長・基本的な生活習慣を身に着け、知・徳・体の調和のとれた教育の充実を目指して観光産業の振興について学校教育の充実