ブックタイトル広報あぐに25号

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概要

広報あぐに25号

平成20年若夏号(6)広報あぐに発達に努めております。平成20年度は、小学校が110周年、中学校が60周年の記念すべき節目を迎える年にあたります。節目を祝う記念行事を来る12月を目途に計画しております。現在、周年事業期成会を立ち上げ検討しているところです。次に、校舎建築に関しては、校舎のほとんどが、昭和47?56年までに建てられた校舎で老朽化が激しく改築の時期にきておりますが、今年度の総合計画の中で十分な協議や調整を図りながら取り組んでまいります。教育委員会としましても校舎改築期成会を立上げ、検討されているところでありますが、できる限り早期着工を目指し検討してまいります。将来の島の担い手である子どもたちが、基本的な生活習慣を身に付け、確かな学力(知)、豊かな人間性(徳)、健康・体力(体)の調和のとれた、健やかな成長を支援する教育行政の推進に一層取り組んでまいります。より良く、心豊かに生きる生涯学習社会が求められております。そのために、生涯を通じて「学びの」社会の構築とその推進が不可欠になります。「学ぶ楽しみ、知る喜び」を通して、豊かな自然に包まれながら人生を優雅に満喫していきたいものです。その意味から、社会教育につきましては、村民の潤いと生きがいのあるQOL、(生活の質の向上)を目指した生涯学習社会の構築とその推進が、より一層重要になります。そのために、各種講座や講演等の開設、地域人材を活かした伝統文化の継承・発展を図っているところです。社会教育の活動拠点として、各字のコミュニティセンターや中央公民館、離島振興総合センターや学校施設等の開放等、容易に利用できる体制づくりに務めているところであります。この度、粟国村子どもの読書活動推進計画を策定し、読書を通しての村づくり、人づくりの推進を図っているところであります。毎月「第3日曜日を家庭の日・家庭読書の日」として位置づけ、家庭の団らん・家族の絆を深め、家族での読書活動に力を入れております。併せて、中央公民館の図書室や学校の図書館の、週末の開館等を通して、村民の読書活動や情報収集等に寄与高齢化社会への移行に伴い、人生を出来るようにしていきます。更に、社会教育委員と協働して、学校教育、社会教育の「学社融合」を図り、社会教育の一層の充実を図ります。文化財保護委員と協働して、先人から受け継がれてきた有形・無形の伝統文化を大切に継承・発展させると共に、地域に埋もれている文化の再発見に務めてまいります。伝統行事等の継承・発展につきましては、少子高齢化等で色々な課題がありますが、村民の共有財産であります地域文化を継承・発展できる体制づくりを図ります。特に、体験学習等の機会を増やし、地域素材を活用した民具づくりを始め、追い込み漁等、これまで先人から受け継がれた伝統文化の継承・発展を図ってまいります。本村の特色である小さな島の大きな自然に埋もれている文化の掘り起こし、地質学的な面からの地質調査、迷鳥等の野鳥や希少植物等の観察や保護等に力を入れていきます。そして、それらの観察記録等を図鑑やCD等にきちんと整理して、広く村民や県民等に還元していければと願っておりますさらに、「むんじゅる節」の発祥の地としての本村の特色をより一層確立するため、「むんじゅる節」を村指定無形文化財として取り組んでまいります。「ふるさと資料館」の充実を図る策として、往事の「茅葺き民家」のレプリカ製作や各家庭や地域で埋もれている古の生活用品等の蒐集を通して、その充実を図ってまいります。終わりに、平成20年度の村政運営に関する基本的な考えと、諸施策の一端を申し述べて参りましたが、年々悪化する財政状況の中で村民のご要望に対し、十分に応えることはできないと思いますが、予算の執行に当たっては効率的な運用を図り、職員一丸となって村民福祉の向上に努めて参る所存であります。今後におきましても、議員各位のご指導と積極的なご協力、並びに村民の皆様のご理解と、更なるご協力を賜りますようお願い申し上げ、平成20年度の施政方針といたします。掲載文は、平成20年第2回粟国村定例議会における発表をそのまま引用しています。社会教育の充実地域文化の充実QOLを目指した生涯学習社会の推進と学社融合を目指して地域文化の再発見とその充実・発展を目指して