ブックタイトル広報あぐに29号

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概要

広報あぐに29号

表現力等の育成を目指し、それに伴い授業時数が増加されます。学校では、その円滑な完全実施(小学校平成23年、中学校24年)に向けて取り組んでいます。次代を担う子どもたちが、島に誇りを持ち、「島に生まれて良かった」と言えるような教育に力を入れていきます。学校においても幼・小・中校一貫した指導体制の下、少人数学級のメリットを生かした教育活動を実践しています。更に、「15の旅立ち」等、離島の子の負の面に対処した「粟国教育プログラム」を立ち上げ、指導に取り組んでいます。子どもたちの学力向上対策についても、「粟国村学力向上対策委員会」の下、幼児児童生徒1人1人に、「確かな学力」、「豊かな心」「健やかな体力」等生きる力を育む教育の充実を図り、学校、家庭、地域三位一体となって取り組んでまいります。更に、「ゆいまーる塾」等を通して基礎学力の定着を図ると共に、新学習指導要領の完全実施にむけ、知・徳・体の調和とれた教育のより一層の充実を図ってまいります。本村の社会教育は、これまで村民自らが創り上げてきた自発的な教育活動が主体でありますが、村民の連帯及び自己啓発等、「生きがいづくり」を推進する社会教育は、不可欠であります。少子・高齢化社会の進展に伴い、地域、家庭の教育力が低下している中、生涯学習社会の構築は、喫緊の課題であります。社会教育の振興に当たっては、時代の変化に対応した社会教育体制の確立や生き甲斐のあるQOLの向上を目指した村民ニーズに応える生涯学習社会の構築等が求められます。現在、生涯学習に関するサークル活動やスポーツクラブやレクリエーション等の活動が少ないので、その取り組みが急務であります。その解決策として、本村の社会教育主事、社会教育委員の質の向上とそれに応える体制づくりを図ってまいります。活動内容については、村民が自主的かつ主体的に社会活動に参加できるよう、各種学級や、講座の開設及び各関係団体相互の交流を始め、多種多様な魅力ある社会教育活動内容の創出に努めていきます。更に、学習した成果を社会に還元できる取り組みも図ってまいります。今年は、「国民読書年」です。その取り組みの一環として、中央公民館の館長委嘱や「図書室」の充実を図り、学校図書館と連携し、「粟国村子どもの読書活動推進計画」に基づき、読書を通した「村づくり・人づくり」を推進していきます。これまでの生涯学習の理念が、「学習の場の提供」から「学習した成果を如何に生かす場を作っていくか」が、大きな課題になりますが、その課題解決を図ってまいります。本村の特徴ある地域文化を大切にし、先人から受け継がれてきた有形・無形の文化の伝統を受け継ぎ、その充実・発展に努める共に、埋もれた地域文化の再発見に努めてまいります。これらの地域文化は、村民共有の財産であり、今後豊かな村民生活を築いていく上でも、文化の継承及びその発展は重要であります。地域の文化の再発見として「バルチック艦隊を最初に発見した日本人、奥浜牛」、教育界の重鎮新里朝彦等の人物史を各分野、領域毎に整理し、現行の「粟国村人材マップ」を補完し、その活用を図ってまいります。更に古謡、観音の由来や沖縄最古の梵字等はじめ、「むんじゅる」の村無形文化財指定に伴うイベントの開催やマースヤーに関する行事の保存・継承や文化財指定等、課題が山積していますので、文化財保護委員の協力の下、問題解決に取り組んでまいります。現在、「ふるさと資料館」において民具等の常設展示を行っていますが、今後とも、村民の協力を得て、各家庭に所蔵されている往事の民具等の蒐集等に取り組んでまいります。更に、地域文化の振興に当たっては、現存する文化財を歴史的または学術的に把握するための調査研究等を推進し、これらの保護並びに継承にも努めてまいります。離島である本村において保健や医療の拡充は、村民の健やかな生活及び来訪者の余暇・保養の基盤として重要です。現在、医療施設としては県立の診療所が設置され、医師1人、看護師1人、事務職1人が常勤し、村民等の診療や健康増進にあたっていますが、いまだ社会教育について地域文化の振興について安心して暮らせる温もりのある村づくりについて(5)平成22年5月号あぐに