ブックタイトル広報あぐに36号

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概要

広報あぐに36号

あぐに平成22年12月号(8)10月3日は、粟国村読書まつりが開催されました。読書活動を行う、行政、学校、図書館等が連携し、地域ぐるみでこどもが読書に親しむ機会を提供することにより、子どもの自主的な読書活動の推進を図る目的で、(独)国立青少年教育振興機構「地域ぐるみの子ども読書活動推進事業」を受託し、粟国村教育委員会・粟国村子どもの読書活動推進委員会により様々な取組が行われました。読書標語で選ばれた方への表彰式や高見知佳さんを招いての講演会、人形劇団かじまやぁによる「チョンダラー」が公演されました。元女優・アイドルで読谷村在住の高見知佳さんをお招きしての、「いま、大切なもの」と題して講演をいただきました。親として忘れないでいたい気持ちを表して読み語りしていただいた本「わたしがあなたを選びました」。親としてこうありたいですね、と読み語りしていただいた「じゃあねじゃあねかあさんどうする」。でも実際の現実を描いた「おかん」などなど高見さんの声色を変える読み語りにすっかり魅了され、心に深く響きました。また、高見さん自身の幼少時代や子育てで考えたことについて語り、「子育てについても家でちゃんとしないといけないということがたくさんあります」と話しました。「父親や先生の悪口を子どもの前ではいわない。子どもは当然敬意を払わなくなり言うことを聞かなくなる」。また、CMで高見さん自身がナレーションをしているのは「こどもは9時までに寝かしましょう」です。家庭でも高見さん自身しっかりとしつけやルールをつくり、また親子の会話を大切にしていることがわかりました。人形劇団かじまやぁの「チョンダラー」では、人形が宙を舞い、けむりがでたり龍やジュゴン、エイサーなどなど驚きの歓声と拍手が絶えず、沸き起こりました。本当に大感動の連続でした。うちなーぐちを取り入れ、エイサーの由来、チョンダラーがどこからの言葉か、糸満の行商の口上など、知らなかったこともたくさんわかりました。活動されて、36年目となる桑江純子さん。沖縄キリスト教短大を出て、人形劇を学ぶため台湾へわたり人間国宝でもある先生のもと修行をして体得した芸術の人形劇です。1人でも多くの子供たちに人形劇をみせてあげたい。その思いで活動を続けられています。粟国ではなんと3回目の公演が実現しました。皆さんのこころに深く残ることと思います。桑江純子さんよりお人形の寄贈が学校図書館にありました。ぜひ見に来て下さい。講師の高見知佳さん