ブックタイトル広報あぐに41号

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概要

広報あぐに41号

ります。航路事業については、利用者からの苦情が多々寄せられていますが、一つ一つ課題を解決しながら、利用者の視点に立ち、村民の生活航路として常に安全航海をモットーに利用客の利用しやすいように努めてまいります。特に、村がこれから最も力を入れていく観光産業の振興を図る上で重要な役割を担っていることを強く認識し、年々多様化する観光客のニーズに即しながら、利用客の増加を図るため安全で快適な利便性の高い充実した航路事業に努めます。旅客サービス業であるという原点を常に意識し、接客マナーの向上を図るため、職員の資質の向上や意識改革を図ってまいりたいと思います。次に、農業基盤整備についてでございますが、現在県営畑地帯総合整備事業として、寄草地区土地改良事業が行われているところですが、平成23年度中に換地処分まで全て完了し、事業完了となります。今後は、更なる農業生産の拡大を図るためにも必要となる農業用水の確保について、農家の皆様のご要望を尊重しながら、かんがい排水事業を平成24年度新規採択に向けて沖縄県と調整しているところです。次に、村民が安心して暮らし続けることが出来るよう防災強化策として、現在、団員20名を30名以内に増員し、消防団員詰め所の整備、必要な備品の購入など拡充を図っているところです。あわせて、村民の防災意識の高揚を図りつつ、総合的・体系的な防災施策の推進を図るため、地域防災計画を本年度中に改訂致します。また、防災無線の屋外受信機12カ所設置し村全域に放送が行き渡るようにしていますが、聞こえない場所があるので、各家庭へ個別受信機を設置してほしいという住民の要望に応えて本年度中に設置する予定であります。村の活性化を図るためには、農漁業振興、産業振興は重要な施策であり、安定的に供給できる生産供給体制の充実強化を図る産業基盤の整備が必要だと思います。農業を活力ある基幹産業に育てていくために、圃場整備やかんがい施設などの基盤整備の推進に取り組むとともに、優良農用地の保全、確保に努め農業基盤整備を推進するとともに、担い手の育成、確保、農地の利用集積を図り、農業経営の安定と生産性の向上に努め、地産地消を推進します。また、本年度予算で(手川上地区)の団体営調査設計費を計上し新規採択に向けて作業を進めていく予定であります。付加価値の高い品目栽培や遊休農地の解消、農産加工品の開発、地産地消の普及など多角的な農業活性化に取り組みながら、本村の基幹作物であるサトウキビは生産農家も多くなり、生産量も増えてきておりますので、現在の製糖工場では処理できなく、それに対応すべく、処理能力3千トンの近代的で衛生的な製糖工場を平成21年度から工事着手し今年の3月中には完成する予定であり、今後更なる増産を期待するものであります。また、サトウキビ等安定品目の生産供給体制の強化及び振興に努めるとともに、有機農業を推進し、安全・安心な農産物の生産拡大に取り組みます。次に、本村の畜産業の、生産能力を向上させるためには、村営牧場がリーダーシップを多角的に発揮して、村内畜産農家との連携の強化に努めていきたいと思います。今後は経営感覚の優れた担い手の育成、確保を図り、経営の安定、発展に向けた体制の充実強化を推進致します。また、月1回ではありますが、獣医師の先生が来島し畜産農家を指導し、牛の状態もみてもらっているところですので、今後頭数の増は無論、品質の向上も期待しているところでございます。次に、水産業につきましては、美しい海が粟国の財産であるならば、その海と共生する産業である漁業は、本村の大切な産業のひとつといえます。近年では、高齢化や後継者不足などで、漁獲量も減少傾向にありますが、今後とも後継者の育成を念頭に、漁業従事者の皆様の安定した収入が確保できるよう様々な側面からの支援をする所存でござます。近年、経済の発展や生活水準の向上に伴い、環境問題が人類共通の重要な課題となっています。科学の発展と技術の進歩による大量生産、大量消費、大量廃棄により、地球温暖化が世界的に問題化されております。なかでも二酸化炭素の排出については一人一人が深刻な状況だと認識し、真剣に取り組むべき重要な課題だと考えます。本村地域に根ざした活力ある産業の振興環境を保全し調和のとれた村づくり平成23年5月号(4)あぐに