ブックタイトル広報あぐに41号

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概要

広報あぐに41号

等の施策が示されたのを受け、本村としてもその施策の具現化に協力してまいります。更に、学校と連携して、「15の旅立ち」等、離島の子の負の面に対処した「粟国教育プログラム」の取り組をより一層支援してまいります。子どもたちの進路等の支援策として、「粟国村育英会」の奨学金貸与制度を今年4月からスタートさせます。次代を担う子どもたちが、島に誇りを持ち、「島に生まれて良かった」と言えるような教育に力を入れていきます。幼・小・中校一貫した指導体制の下、少人数学級のメリットを生かした教育活動を推進してまいります。子どもたちの学力向上についても、「粟国村学力向上委員会」の下、幼児児童生徒一人一人に、「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」、「基本的な生活習慣の形成」等生きる力を育む教育の充実を図り、学校、家庭・地域三位一体となって取り組んでまいります。併せて、「ゆいまーる塾」等を通して基礎学力の定着を図ると共に、新学習指導要領の全面実施を通して知・徳・体の調和のとれた教育のより一層の充実を図ってまいります。この度、改正された教育基本法第3条(生涯学習の理念)は、「国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことの出来る社会の実現が図られなければならない。」と、謳われています。この理念を踏まえ、生涯を通じて学び、自己の内面を磨くと共に、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の構築をめざします。併せて、離島の物理的ハンディーを克服する手段として、情報通信技術等も活用しつつ、生涯学習に必要な環境を整備してまいります。個人の自立や住民の学習活動を通じた地域の活性化に重要な役割を果たす学校図書館や公民館等地域の社会教育施設の活用や社会教育の推進を社会教育委員等と連携協力してまいります。昨年から配置した中央公民館長を中心に、「地域が抱える教育課題への対応や社会のニーズの高い分野等の地域の学習の拠点としての中央公民館の機能の果たす役割や各種団体等との連携、各種講座の開設等を取り組んでいきます。併せて、学習した成果を社会に還元できる取り組み等も図ってまいります。少子・高齢化社会の進展に伴い、地域・家庭の教育力が低下しているなか、生涯学習社会の構築は、喫緊の課題であります。社会教育の振興に当たっては、時代の変化に対応した社会教育体制の確立や生きがいのあるQOLの向上を目指した村民のニーズに応える生涯学習社会の構築等が求められます。昨年の「国民読書年」の一環として取り組んだ『粟国村読書祭り』を今年も実施し、読書を通した「村づくり・人づくり」をより一層推進していきます。『地域の子は地域で育てる』、「大人が変われば子どもが変わる」を合い言葉に、私たち大人が率先垂範して学ぶ姿勢を示すことによって、子どもたちのより良い変容に繋がっていきます。毎月、第3日曜日の家庭読書の日、学校図書館や中央公民館の週末の開館等を通して読書の環境作り、県立図書館と連携した移動図書館による本の貸し出し等を積極的に進めてまいります。「本は誰にでも開かれた心の財産」であり、読書を通しての生涯学習の推進は不可欠であります。本村は、古から受け継がれてきた特徴ある豊富な地域文化があります。先人から継承されてきたこれらの有形・無形の文化の伝統を今後とも受け継ぎ、その充実・発展に努めてまいりますと共に、埋もれた地域文化の再発見に努めてまいります。これらの地域文化は、村民共有の財産であり、村民にとって、感動、安らぎと共に成熟した社会の源泉になり今後豊かな村民生活を築いていく上でも、文化の継承及びその発展の取り組みは重要であります。昨年度から取り組んでいる地域の文化の再発見として、「与那城ペーチンの偉業」、「バルチック艦隊の進航を最初に発見した日本人、奧浜牛」、教育界の重鎮新里朝彦等の進取の気性に富2.地域文化の振興について?地域文化の再発見とその継承・発展?1.社会教育について平成23年5月号(6)あぐに