"トゥージとは、凝灰岩で作った天水溜。粟国島は水が少なかったので、天水をトゥージに溜めて使うことが多かった。
海岸で造って港まではサバニ(小型の漁船)2隻で挟み、陸上の運搬は、総勢60名くらいの若者で持ち運んだ。話者の青年時分からはコンクリートのタンクで出来ている。
●水溜めのトゥージは、海岸で造り、サバニとサバニの間に挟んで浮かし、大きいマー竹の棒を横に組んで港まで運ぶ。陸上の運搬は、全部で60名くらいの若者で持ち、元気な女の人がそのトゥージの入って、お囃子に合わせて歌ったり、太鼓代わりの石油罐を叩いたりして運ぶ人を元気づけるという。"