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  • 調査番号:006-00000191
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クマノミ (くまのみ)

提供者:今泉真也

体型は強く側扁した楕円形で、体色は暗褐色地に青白く幅の広い横帯が3本ある。オレンジフィンアネモネフィッシュに似るが、真中の横帯の幅が頭部の横帯の幅より広いことで区別できる。ミクロネシアのものは体色がやや黒っぽい傾向にある。食性は雑食性で付着藻類や甲殻類などを食べる。

クマノミの名前の由来は「隈取のある魚」すなわち「隈の魚」の意味であると言う説と、物陰を意味する「隈」から「隠れる魚」の意味であると言う説がある。因みに「ミ」は魚名語尾で「魚」と言う意味である。一方、英名のアネモネフィッシュはクマノミ類がイソギンチャク(アネモネ)との共生を行うところから来ている。さらに学名のアンフィプリオンのアンフィは2つのという意味で、プリオンはノコギリという意味だが、これはクマノミ類の前鰓蓋骨と鰓蓋骨の後縁にノコギリの刃のような突起があることに由来している。

特定のイソギンチャクに共生するが、他のクマノミ類を比べると、暮らすことのできるイソギンチャクの種類が多い。

基本情報

カテゴリ 生物 :海洋生物 時期 新暦:
開催地 発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献 中坊徹次.2013.日本産魚類検索全種の同定第三版,東海大学出版会
加藤昌一.2014.改訂新版海水魚,誠文堂新光社
ダイバーのための海水魚図鑑

概要

【分類】スズキ目スズメダイ科クマノミ属
【学名】Amphiprion clarkii
【大きさ】10cm
【分布】千葉県以南;済州島,台湾,インド-太平洋域,ペルシャ湾

『海洋生物 』の収蔵品

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