やや深い潮通しの良い岩礁、サンゴ礁外縁の斜面の中層で見られる。日本では比較的少ない種類である。
雄型の個体は体色は淡色、体側に多数の細横帯を有しその帯は腹部にまで達する。体側の細横帯は直線のものや基部付近で分岐しY字になるものなど若干の変異がある。背鰭は一様に黄色っぽく、大きな黒色斑がないことでよく似たゼブラエンゼルフィッシュの雄と区別可能。雌型の体色は灰色っぽいが、背部はやや黄色みをおび、鱗にも黄色斑がある。背鰭も同様に黄色。尾鰭に黒色線があるがそれは背鰭軟条に達しない。また頭部に黒色帯がないことなどでよく似たゼブラエンゼルフィッシュやヒレナガヤッコの雌と区別できる。
水深20~45mの範囲に多い。主に動物プランクトンを捕食する。
観賞魚として普通に輸入されている。