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  • 調査番号:006-00000422
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ヒトエグサ(ひとえぐさ)

提供者:沖縄環境分析センター

体は薄くてとても柔らかい膜状で黄緑色を呈する。沖縄で「あーさ」といえば本種のこと。アオサ(廉価のあおのり)やアオノリ(あおのりや高級品のあおさのり)とは別の種類である。外見は特にアオサに似るが、ヒトエグサのほうがヌルヌルした手触りでとても薄い。冬から春にかけて岩礁海岸を覆うように繁茂し、食用となるため盛んに採取されている。養殖も行われておりオキナワモズク(すぬい)、クビレズタ(海ぶどう)に次いで沖縄県内第3位の生産量を誇る。沖縄ではすまし汁やてんぷらによく用いられる。なお、「ノリの佃煮」のノリは海苔ではなく、ヒトエグサを原料とする場合が多い。満潮でないかぎり水中に没しないためダイバーの目に留まることは稀であるが食卓ではよく目にする海藻である。

基本情報

カテゴリ 生物 :海洋生物 時期 新暦:
開催地 発祥時期 時代・年代: 現代(2001年 ~)  
参考文献 日本産海藻目録(2015年改訂版)
食材魚貝大百科
潮間帯と海藻

概要

【区分】緑藻綱ヒビミドロ目カイミドリ科ヒトエグサ属
【学名】Monostroma nitidum
【大きさ】10~20cm
【分布】日本各地の潮間帯、世界的にも広く分布する

『海洋生物 』の収蔵品

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