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  • 調査番号:002-00000015
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草戸原と島建て (くさとぅばるとしまだて)

草戸原は粟国島の西北端近くで、粟国島では最も高い丘陵にある。粟国島に限らず、昔の村が意外に高い丘の上や山の中腹で始められたという伝承が多い。
島建てとは村を始めることを言う。
●この島の始まりは草戸原からだと言う。一帯にはたくさんの洞窟があり、この草戸原は、アサギン井(井戸)があり、このアサギン井から水を取って来て生活していた。もうひとつの遺跡は草戸原の手前の松尾原。シマイ御嶽があり、松尾原の松尾はマキョーから来ている。戦争中、島の人は遺跡になっている洞窟に入って隠れていたが、煙を出したら敵に知られるからと言って、洞窟の中では火を焚かなかった。あるとき子どもが泣くんで母親が湯を沸かしてミルクを作ろうとしたら、その煙がずっと向こうの草戸原拝所の後ろに出てしまい、騒ぎになったという。

基本情報

カテゴリ 歴史・民話 :民話 時期 新暦:
開催地 発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献 粟国村教育委員会「粟国島の民話」

概要

粟国の伝説
【話者】西 上原英昌
【聴取日】昭和61年9月22日
【テーマ】粟国島の成り立ち(地形)

『民話 』の収蔵品

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