カカンとは、女性が腰から下に着ける袴の形をした着物。カカンやメーチャーと呼ばれる女性がつける褌のような下着は、妖怪を退ける力があると信じられていた。
●若い青年は、カカンを被ればお化けに騙されないし、お化けからも見えないと、いつもカカンを持って女郎屋に遊びに行っていた。ある日、女郎屋から帰ろうとしたら人力車があったので、それに乗って帰ることにする。そして、お化けが出るという噂の一日橋が近くなったとき、車屋に黙ってカカンを被る青年…。

| カテゴリ | 歴史・民話 :民話 | 時期 | 新暦: | 
|---|---|---|---|
| 開催地 | 発祥時期 | 時代・年代: 不明 | |
| 参考文献 | 
						  粟国村教育委員会「粟国島の民話」 | 
							  

沖縄の伝説
【話者】西 上原英昌	
【聴取日】昭和61年9月21日	
【テーマ】幽霊スポットをカカンを被って通り抜ける
