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蚊の始まり (かのはじまり)

この話は固有名詞のつく人物が登場する点では、伝説的性格が強いが、沖縄の各地に類似の話が山彦の由来を伝える話として伝えられており、さらに、この話の内容も、生き鞭のモチーフを持つなど、超自然的要素が強いので、昔話として扱っている。
蚊はガジャンといい、沖縄の他の話では、蚊は殺された鬼の口から出たという話もある。また、唐旅をした人が、歌う虫がいると言って沖縄に持ち帰り、那覇の垣花のガジャンビラで、虫籠を開けたところ、蚊が逃げて沖縄中に広がったという話もある。
★美人の妻を持つ米須按司。その妻を横取りしようとする我謝ぬ主と釣りに出かけ、殺されてしまう。「あんたの夫はあの世にいらっしゃるから、あきらめて私の側に来なさい」という我謝ぬ主に、そのことを先に夢で知っていた妻は、「分かりました。そのかわり、百ヶ日が過ぎるまでは私の家には出入りしないでください」と言い、その間に夫を探し出して生き返らせ、復讐をする…。

基本情報

カテゴリ 歴史・民話 :民話 時期 新暦:
開催地 発祥時期 時代・年代: 不明  
参考文献 粟国村教育委員会「粟国島の民話」

概要

本格昔話
【話者】西 与那嶺ヒロ
【聴取日】昭和56年9月22日
【テーマ】蚊の由来

『民話 』の収蔵品

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