ホーム > 検索条件:「民俗・文化 暮らし(衣・食・住)」
ご飯を外で食べる際に持ち運びするための容器。粟国島では3年毎、3月下旬丙日に行なわれる「浜下り(第三害虫駆除日虫の口トメゾー)」では、村民は朝から仕事を休んで山羊や馬、牛を海辺に連れ出し、各家庭では弁当箱を持参して午後5時頃から帰宅を許され...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
戦前まではどんな裕福な家庭でもホヤランプで明かりをとっていた。火を多い囲む円筒状のガラス、「ホヤ」に少しでも埃がつくと部屋が暗くなってしまう。そのため、こまめに掃除をしてほこりを取り除いていた。ホヤランプの掃除は子供たちの仕事の一つだった。...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
ムンジャラ(麦わら)やカヤを材料に使った笊(ざる)のこと。普段は農産物の運搬やイモ洗い用として使われていたが、他にも大鍋でイモを煮た時の煮汁をこぼす際に使われたり、麦や粟などの雑穀入れとしても使われていた。マーグは沖縄県内でも、地域によって...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
箕(み)とは、穀物を入れ、殻やちりなどをあおってふり分ける道具である。本土で使われる片口型の箕は沖縄にはなく、円形の平籠(かご)であるこのミーゾーキーが使われた。
全体は平たい竹ヒゴが網代(あじろ)編みにしてあり、縁は竹で挟んでシュロ縄や...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
ムジシリイシは漢字で「麦摺石」と表記する。漢字からも読み取れるように、小麦を脱穀するための石として使われてきた。主にキクメイシというサンゴの石で、サンゴの模様が洗濯板の襞(ひだ)のように並んでいるのを摺り石として利用する。粟国の他に、宮古島...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
麦わらで作られた日笠。骨組みは小さく裂いた竹で、麦わらは立てた状態で並び重なっている。特に畑仕事をする際に使用されていたが、日差しの暑さを避けるには最適であった。男性用は頭上のところがとんがっていて、女性は少し丸みを帯びた形となっている。
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
ヤカンは漢字で「薬缶(やっくゎん)」と表記する。また「茶鍋(ちゃーなーび)」ともいう。いわゆる湯を沸かすヤカンのことで、昔は全て金属製であった。睾丸も「やっくゎん」と呼ばれていたため、ヤカンのことは「茶鍋」と呼ぶのが一般的であった。
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
そてつの幹から澱粉をとるため叩く槌
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
冬など身体を温める際、湯を入れて使用する容器のこと。元々、中国から伝わり「湯湯婆」と表記していた。昔は金属製の湯タンポが一般的で、中にお湯を入れて熱くなった湯タンポを寝る前の布団の中に入れて、事前に温めていた。暖房器具などがなかった当時には...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
ユートゥイは舟のあか取りである。松の木の根の組織の密なところで作られたもので、根を用いるのは繊維が密のため裂けないからである。漁に出掛けた際、船頭が帆や櫂を操りながらユートゥイを使用した。サバニ(沖縄の小型木造舟)の丸い船底から、うまく水が...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
豆を湯がいた後に塩と麹を混ぜてこの機械でミンチにした。
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
沖縄県内は地域によってマンホールの絵柄が異なり、その島の特色あるモチーフが描かれている。粟国島は蘇鉄、波照間島は南十字星と星空観測タワー、座間味島はクジラ、阿嘉島はケラマジカとケラマツヅジ、久高島の南城市(旧知念村)は斎場御嶽とテッポウユリ...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
粟国島では、夕食のことをアシーと称して午後7時から8時にとる習慣となっている。調味料の味噌の原料には蘇鉄と大豆を使用する。お酒の原料には蘇鉄の実と大麦を発酵させて煮た芋と混ぜて臼にひき、カメに入れて一年間貯蔵した後、カスとえり分けた水を沸騰...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
人の腰辺の深みに網を置く。群れを発見後は、「アディ」という長さ150センチの木の棒を突き、縄でバタバタと音を立てる。円陣の20人余りは、網に向って最後の追い込みにかかる。これがアマール漁であり、網にかかったクサビ、イカの子等々がアマールであ...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
茅葺家屋の建築は、旧10月ごろの農閑期に行った。コー(ゆい)といって原組全戸から茅の割当量を出し合い労力奉仕で作業をし、特に、近親者は物品の援助もしていた。建築する前は主人の相生も占い、吉日を選んで着手。テーンダティという鍬入れの儀式を行い...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
粟国では多く、三叉路、十字路、その他の道の突き当たりに見られ、無文字と有文字があり、無文字の方が多く見受けられる。無文字の石敢當は当地の海岸から取れるクルマー石を使用している。石の大きさは縦40糎、横30糎から、縦80糎、横35糎位まである...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
一番座とは沖縄の民家に見られる間取の一つである。ウィザーあるいはカミザー(上座)、ウフーマ(御広間)とも呼ばれるのである。主屋の最も東側に位置し、一番広い間取で、床や違い棚などが設けられている。一番座は紙の座敷とされ、神事や慶事には主賓の座...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
もみ米のからを摺り落とす木製の脱穀臼で、「イニシリウス」とよばれてきた。上野部分と下の部分とにわかれ、下の臼の中心に軸がたてられてそれを軸として上の臼が回るようにできている。女達が上の臼に縄をかけて、それを両方に座って右手と左手を交互に引き...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
御嶽には、線香を焚く香炉と台石がある。これをイビまたは、イベの前と言った。イベは国語の斉部(インベ)と同様で神を祭る拝所の事で、神の名。村内にも9カ所の拝所があるが、御嶽も拝所も長い年月を経て、その形も変貌してその姿を失い、香炉や石が残って...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)
イラナは大変小さな鎌である。その用途は、牛馬の草刈り、田圃の稲刈りという高い地位を得、さらに「鎌の手」という古武術にも登場した。
沖縄では、鉄製の鍬などの農具が使用されたのは10世紀頃からだといわれている。それ以前は、石製、更には木製とい...
カテゴリ:民俗・文化 ・ 暮らし(衣・食・住)